ちらら ほらら
ひらら はらら
ゆきが ふるふる
もみちゃん
そりが だーいすき
雪の日、もみちゃんが赤いそりをひいて歩いていると、動物たちがそりに乗りたいとやってきます。
みんなでそりを山の上までひっぱったら、ひと滑り。
みんなを乗せて、しゅるるると勢いよく滑るそりでしたが‥
あれ れ
りすくん ころがった
くる くる とん!
くる くる くるりん とん!
おや や
ぶたさん おっこちた
ころん すとん ぶー
ころころ すととん ぶー
次から次にそりから動物たちが転げ落ちてしまいます。
あれー うさぎさんも
ころり ぴょこり ぺた
くるり ぺたり ぴょこ
ころぴょこ ころぴょこ と とん!
動物たちそれぞれの転がっていく音がなんとも個性豊かでかわいいのです。
岸田衿子さんの紡ぐリズミカルな言葉たちが、親子での読み聞かせ時間をとっても愉快なものにしてくれます。
動物たちがみんな転げ落ち、最後もみちゃんだけを乗せたそりは、しゅうううう!
やっととまったと思ったら、見たことのないいろんなかたちの雪だるまがずらり。
さてさて、この雪だるまたちはいったい?
山脇百合子さんの描く可愛らしい仲間たちのおしゃれな冬の装いにも注目。
雪遊びをするのが待ち遠しくなる一冊です。
作品について
題名:このゆきだるま だーれ?
作者:岸田 衿子 文 山脇 百合子 絵
出版社:福音館書店
おすすめの読書シーン:冬 寒い日 雪遊びの前後
おすすめの年齢:2歳〜
(絵本は赤ちゃんから大人まで読む年齢に決まりはないので、あくまでもご参考程度に)