Love grows everywhere…
From country farm
to city square.
From desert village, hot and dry,
to mountain home where eagles fly.
“Love” つまり人を思いやるきもちって?
どこからうまれて、どこでそだっていくの?
植物を育て、緑に囲まれながら暮らしている温かなひとつの家族を通して、
目に見えない優しさや愛情のことを語りかけてくれる絵本です。
愛が育つには特別な場所はいらなくて、ただ思いやりと大切にお手入れする気持ちがあればいい。
それさえあれば、蒔かれたちいさな種はやがて芽吹く。
ページをめくる毎に、ささやかで、けれど心温まる思いやりのかたちが描かれます。
おばあちゃんに懐かしい時代を思い出させてくれる歌、
子どもの耳元でささやく優しい一言、
うまくいかないときに差し伸べられる手や共に過ごすひととき。
絵本で描かれる思いやりや様々の感情について、それはよくお話の中にそっと隠れていて、読み終えると心に残るものがあります、そんな絵本も大好きです。
ですがそんな中、このお話はあくまでまっすぐの言葉の持つ力、そして温かで色とりどりのイラストで、愛のあり方を教えてくれます。
なのでなんだかとってもぎゅっとつまったメッセージがびゅーん!
ストレートに心にやってきます。
人にやさしくしたいとき、自分にやさしくなりたいとき、子どもに思いやりってどんな感じか教えてあげたいとき、
それからちょっと疲れたときも、開きたくなる一冊です。
作品について
題名:Love Grows Everywhere
作者:Barry Timms 作 Tisha Lee 絵
出版社:Frances Lincoln
おすすめの読書シーン:お友達との関わり合い 新学期 植物を育てる時間に 春 夏
おすすめの年齢:3歳~
(絵本は赤ちゃんから大人まで読む年齢に決まりはないので、あくまでもご参考程度に)