おいもはね
1つ ねると
むくっと おおきくなって
2つ ねると
むくっ むくっと おおきくなって
3つ ねると
むくっ むくっ むくっと おおきくなって
4つ ねて 5つ ねて
6つ ねて 7つ ねると
いっぱい おおきくなって
まっててくれるよ
秋にぴったり、あまくておいしいだけじゃない、
たのしくってわくわくがいっぱいつまった、「おおきな おおきなおいも」
秋のおはなしといえばこの表紙が頭に浮かぶのはきっとわたしだけではないはず。
子どもたちの想像力って無限大だなあと感じるこのお話、
実際に幼稚園での出来事をもとにつくられものだそうです。
楽しみにしていたいもほりえんそくが雨で延期になったあおぞらようちえんの子どもたち。
みんな残念がるも、一週間でもっともっと大きくなるであろうおいもを絵に描くことに。
ごし
ごし
しゅっ
しゅっ
ぴちゃ
ぴちゃ
しゃっ
しゃっ
もっと かみ
えっさか ほっさか
つなぎ合わされたおおきなおおきな画用紙、
そこへいっぱいに描き出された子どもたちの何倍もおおきなおおきなおいも!
今度はどうやって掘り出そうか、運ぼうか、そして遊ぼうか、食べようか。
大人のわたしが今読んでも胸が躍る、とびきりの子どもたちの空想の世界。
おいもひとつでこんなに楽しい、子どもと一緒だと身の回りにあるものでいくらでも面白いことは作り出せるんだなと感じます。
最後の盛大なおいもパーティ、
そしておならで日本列島を眺めるまで高く高く飛ぶ子どもたち。
なんて楽しい!
最後まで大満足、娘もお気に入りの秋を感じる一冊です。
作品について
題名:おおきな おおきな おいも
作者:赤羽 末吉 作
出版社:福音館書店
おすすめの読書シーン:秋 芋ほり 幼稚園や保育園 工作の時間 お料理の時間
おすすめの年齢:3歳~
(絵本は赤ちゃんから大人まで読む年齢に決まりはないので、あくまでもご参考程度に)