GOOD NIGHT, GORILLA、大好きな絵本です。
愛読のあまり、我が家のゴリラくんは表紙が一部破れてしまっています。
はじめてこの絵本を本屋さんで目にした時、あまりの可愛さにこれは必ず家に連れて帰る!と即座にぎゅっと握りしめました。
日本でもいとうひろしさんの訳で出版されています。
GOOD NIGHT, GORILLA
Peggy Rathmann 作
舞台は夜の動物園。
それだけで何が起こるかわくわくしてしまう私です。
飼育員のJOEは帰宅前の見回りに。
ライトを照らし、動物たちに「Good night」と告げながら、おりからおりへと歩いてゆきます。
ところがゴリラが、JOEの腰からそっとおりの鍵を盗み取り、次々と動物たちをおりから出してゆき‥。
自由になった動物たちが向かった先が、とっても可愛いのです。
お話から、動物たちが飼育員のJOE夫妻のことを大好きな様子、そして夫妻が動物たちをとても可愛がっている様子が見えてきます。
この絵本のおもしろいところは、文字は「Good night」からはじまる挨拶のみで、ストーリーは動物たちと夫妻の動作や表情で伝わってくるところ。
それがまた、静かな夜の可愛らしい出来事を目撃している気持ちになれて、楽しいのです。
文字が少ない分、はじめての英語絵本読み聞かせにもぴったりかと思います。
最後に、この「GOOD NIGHT, GORILLA」には、小さなお楽しみも隠されています。
最初のページから登場する赤い風船、この風船が毎ページどこかに描かれているんです。
また、動物たちがそれぞれ自分にそっくりのぬいぐるみをおりに置いていたり、JOE夫妻のお家の写真には‥、と小さな小さなところまで、想像が膨らむ可愛らしい描写が。
こうした、ちまちまと細かい部分を眺めるのが大好きな私、何回読んでも楽しいです。
おやすみ前の読み聞かせにおすすめの、大好きな一冊でした。
作品について
題名:GOOD NIGHT, GORILLA
作者:Peggy Rathmann 作
出版社:G. P. Putnam’s Sons
おすすめの読み聞かせシーン:おやすみ前に
おすすめの年齢:0歳から3歳
(絵本は赤ちゃんから大人まで読む年齢に決まりはないので、あくまでもご参考程度に)