Every year
Mom and I plant a rainbow.
カラフルな花々がまさに虹のように広がる、ロイス・エイラトさんの
「Planting a Rainbow」
植物がいきいきと育つこれからの季節に読みたい絵本です。
植物を育てる親子のちいさな物語は子どもを語り手として進みます。
秋にはいくつかの球根を植え、
春には苗木を買い、様々の種を蒔く。
春から夏にかけて、ぐんぐんと育ってゆく花々。
チューリップにポピー、マリーゴールドやヒヤシンス、クロッカス、アイリス・・
赤、オレンジ、黄色、紫に青、
庭に植物の虹が生まれます。
そして、夏の間は摘み取った花々で彩られる家の中。
植物とともにある一年の暮らしが、みずみずしく、いきいきと描かれています。
ページをめくる毎に元気をもらえそうな植物たち。
すべて切り絵で描かれており、その色鮮やかで少し抽象化された姿は、とてもリズミカルに感じます。
また、たくさんの植物の名前が登場し、それらの英語名を学べるのもこの絵本の楽しみのひとつです。
わたしたちの住む街もようやく春めいてきました。
今年は娘と一緒にいくつか種を蒔いて、育った花を食卓に生けてみよう。
そんな豊かな気持ちにさせてくれた、カラフルな一冊です。
作品について
題名:Planting a Rainbow
作者:Lois Ehlert
出版社:HarperCollins
おすすめの読書シーン:植物を育てる時間に 春 夏 お外遊び 自然遊び
おすすめの年齢:1歳~
(絵本は赤ちゃんから大人まで読む年齢に決まりはないので、あくまでもご参考程度に)