THE FEELINGS BOOK 気持ちに寄り添うということ

我が娘、いわゆるイヤイヤ期を迎えています。

朝、お皿にはいっているヨーグルトをすべて残すことなく、顔と髪の毛に塗らないといけない。
今日はこの赤いお洋服を着ないとお出かけしたくない。
今は床にうつ伏せでべったりひっついていたい、一歩も動きたくない。
響き渡るいやだいやだの声。

思い出しながら書き出すと面白い。
しかしその時は笑っていられない私です。


アメリカでも、この素晴らしくも気まぐれで多感な2歳児については、”terrible twos” という呼び方をします。
成長の証拠とはいえ、悩まされるのは万国共通です。

そんな近頃の娘の気持ちに寄り添うことを教えてくれる一冊。

THE FEELINGS BOOK
TODD PARR 作

Sometimes I feel like dancing.
Sometimes I feel like staying in the bathtub all day.
Sometimes I feel like eating pizza for breakfast.


ページをめくるごとに、かわいいSometimesがたくさん登場します。
そうかそうか、とにかく踊りたいって気分の時もあるし、一日中バスタブに浸かっていたい日だってあるさ、ピザを食べるっきゃない朝だってある。
娘に読みながら、わかるわかる、そんな気持ちわかるよとコメントを残す母です。

ここではたくさんの気まぐれが自由でありのまま、おおらかに描かれています。
個人的には、愛犬と犬小屋でキャンプをしたい気分のページが大好き。

また、色彩がとっても鮮やかで、髪の毛がピンクだったり、お顔が緑だったり、その正解がない自由な色使いも多様性を感じとれて気に入っています。

親として、娘にはその時々の気持ちを大切に、ありのままでいつまでもいてほしい。
でも、私が同じ目線に立てていない時もある。

そんな日に一緒に読んで、あなたらしくいることが一番と伝えたい、そんな一冊でした。

作品について
題名:THE FEELINGS BOOK
作者:TODD PARR 作
出版社:Little, Brown and Company
おすすめの読み聞かせシーン:いやいや期 新学期の前
おすすめの年齢:1歳から5歳
(絵本は赤ちゃんから大人まで読む年齢に決まりはないので、あくまでもご参考程度に)

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